このページではVシネマの秀作、傑作を紹介します。 元々「Vシネマ」とは東映ビデオがリリースするビデオ専用劇映画を指す登録商標だったのですが、今ではビデオレンタル店に流通させることを主な目的として制作されたフィルム撮り、ビデオ撮りのドラマを漠然と指す一般的な名称になってしまったようです。 バブル崩壊後、一時期は衰退する気配を見せたものの、劇画を原作としたシリーズ物で主演した哀川翔や竹内力らがこのジャンルに特有のスターとして定着し、近年では日本映画の黄金時代を彷彿させるほどの制作本数を計上して密かな活気を呈しています。 もちろん、制作規模の点で言えばかつての邦画黄金時代とは比較にすらならないほどの劣悪な条件下でロケーション中心の撮影が行われているのですが、三池崇史や渡辺武、きうちかずひろ、富岡忠文等の才能豊かな監督を生み出す一方、一時逼塞していた黒沢清のような異端の映像作家すら第一線の売れっ子監督に変貌させてしまったかと思えば、小中千昭、鶴田法男コンビのような世界的な怪奇映画作家を誕生させてしまうという、思えばかつてのにっかつロマンポルノをも上回る日本映画界の新たな母胎としての機能を担いつつあるようです。 今後の日本映画を占う上で、このジャンルを等閑視することは許されないと断言しておきましょう。 |